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沖縄は外国だった?

沖縄はたった36年前まで、パスポートがなければ日本人が行くことの

出来ない国でした。第二次世界大戦に日本がアメリカに負けたため、

日本でありながらアメリカの政権下にあるという、非常に複雑な立場に

立たされた時代があったのです。


そもそも沖縄というのは、日本の領土であることを明確化するために

日本側の都合で、それまでの「琉球」から「沖縄」へと改められたの

です。


中国では昔から、沖縄を「大琉球」と呼び、台湾を「小琉球」と呼ん

でいた時代がありました。そのため、史書などの記録では、両者を混

同してしまうこともあった位です。


「沖縄」という呼び名はどこから来たのでしょうか?

鑑真の伝記『唐大和上東征伝』には、「阿児奈波」(おきなわ)という

名称が出てきます。これがおそらく「おきなわ」という言葉が使われた

初めではないかと言われています。


「琉球政府」が廃止(滅亡)された時、代わりに沖縄県が置かれること

になりました。そして「沖縄」が正式に採用されることになったのです。


ちなみに、沖縄の人々は、自分たちや沖縄のことをという「ウチナー」

といいます。これは、「オキナワ」が訛って変化したものです。

沖縄の人たちは、底抜けに明るく屈託が無く、のんびりと暮らしている

ように見えます。しかし、その歴史と住民の胸の奥底には我々「本土」

の人間が、到底伺い知る事のできない程の重さを抱えていることを忘れ

てはならない。

パスポートが必要な時代が、たった36年前まで厳然とあったのだから。